ニューマンアスレチック

atenako2005-06-24

アーケードゲーム基盤の取り扱いなどの知識がある知人と、過去ゲームのお話をしていた。
そういえばこんなゲームもあったっけなーとかふと思い出した。コンシューマーに移植されることは結局なく、埋もれてしまったゲームのひとつ。
個人的に、異常なくらい印象が深いこのゲーム。
1993年。その同時期といえば、なんといっても「新日本企画」とかいうメーカーから数多く発売された「がろでん」とか「さむすぴ」とか「わぁひぃ」などなど…
まぁ要するに、現在では廃れ切っている「格闘ゲーム盛況時期」とちょうど重なっていました。
まぁ、ワタシも例に漏れることなく格闘ゲームにハマり中で、飢狼や侍魂のため、ほぼそれだけのために、当時ソフト、ハードともに恐ろしく高価だったNEOGEO本体を購入した。自宅でちくちくと練習…というか主にインストカードにすら載っていない長桁複雑怪奇な超必殺技コマンドを瞬時に入力するなどという人外なことをできるようにするために。


そんなことをしても入力すらできない超必殺技がいくらかありました


今はどうだかしらないけど、当時、格闘ゲームの超必殺技というのは原則として隠し技だったし、特に「新日本企画」の格闘ゲームだと、実際には10種類近くの必殺技(超必殺技ではない)があるのに




なぜかインストカードに載ってる技はたったの4つ




というのが普通だったので、インストカード外の技を求めて、コインを連投するよりは、ということで情報誌(主にゲーメストだったかな当時は)や「パソコン通信(インターネット普及時期はもーちょい先だったと)」などで主に情報を集めたりしていました。
…今から考えると狂気ともいえるようなこと、当時はよくやっていたなーと…。
ちなみに「わぁひぃ」のほうは完全に専門外なのでワタシはよくわかりません。
主にプレイしていたのは「侍魂」「飢狼SPECIAL」までです。
KOF95が出たあたりで完全に投げました。もう覚えきれません(汗)さらに言うともうカネがありません(血涙)という状態でした。




…全然関係ない話になっているので戻しますが(笑)




…そんな「矢印が10個以上並ぶようなインストにすら載ってない百鬼夜行複雑怪奇(なんのこっちゃ)な超必殺技コマンドが入力できるのが絶対条件」的な「初心者はカエレ!」といわんばかりの某新日本企画を中心とした格闘げぇむの時代に、そのゲームはひっそりと存在いたしました。


「ニューマン・アスレチック」というのは、まぁ言ってみれば超人達の競技大会です。


コンパネにはボタンがたったの3つ。
まぁいわゆる、左右ボタン連打で走る。真中のキーでジャンプ、みたいな、「ハイパーオリンピック(今となっては知ってる人いるのかな?)」を思い出させるようなコンソール。
…まぁ、当時はそれこそ自ら「血と汗と涙と時間とお金の結晶」とも言える格闘ゲーム的レバー裁きを磨くために自らのカネを投資していったのですが、その合間によくやっていたのがこのゲームと、もうひとつはレースゲームの「DAYTONA USA」。
…まぁレースゲームのことを語りだすときりがないので、ひとまずこっちから。


競技の種類は、時速200km超で走ったり、向かってくる新幹線を素手で受け止めて押し戻したり、といった超人的なものが全部で8種類。
最初の三種目くらいは結構簡単にいけるのですが、6面の「タワートッパー」あたりからシビアな操作が要求されてくるのでここが壁になることが多かったです。最終的にクリアするまで、ここで何度引っかかったことか・・・(汗)


というわけで、なぜここまで力強く語っている、もしくは、語れるほどプレイしていたのかというとですね…



登場キャラの「シャロン・レアール」とは関係ないと思いま(略)


……


あぁなつかしいなあ。


このゲーム、4人まで同時プレイができます。
ただし2人以上が同時に同キャラを使うことができません。
ある日、友人と2人プレイをしていた頃。


友「じゃー俺この女の子で…」
俺「なんだとこのロリコンがぁ!」
友「…ちっ、しゃーないからこっちで(別キャラ選択)」
俺「じゃー俺はこの子で(シャロン選択)」
友「あ!そんなのアリか!?」


…などとやっていたころが懐かしいなあ(笑)
そこまでハマりこんでた理由もキャラの魅力だけで8割くらいを占めるのかもしれませんが(ぉぃ)、なんつーても、プレイ方法そのものが簡単だったってこともある。
少なくとも「インストに載ってないような複雑怪奇なコマンドを、カネを出してまでおぼえる」必要はありませんでしたからねぇ。
しばらくして、このゲームはマニア的人気のみを残してゲーセンから姿を消していきました。
んで、年が明けて1994年。続編として登場した「マッハブレイカーズ」は、キャスティングも完全に一新されてしまい、なんといってもついんてぇる/ツインテールが存在しなかったので興味消滅。そのままろくにプレイもせずに放置しておりました。
…のですが、最終面のターボダッシュにて前回優勝者のシャロンが出てくるという話を耳にしてからはまた猿のようにやりこんでいました。
シャロンに勝つ前にゲームそのものが姿を消してしまったのだけが心残りでした。


…長らく語りましたが、このゲーム(正確にはシャロン)との出会いからですね、自分が「ついんてぇる好き」であることを認識できたのは。そんなわけなので、このシリーズにはそれなりの思い入れがあります。今でも衝動的にプレイしたくなったりするのですが、残念ながらこのシリーズは結局コンシューマー移植されることはありませんでした(涙)
まぁ特殊なコントローラー形態だったし、無理もないんですが…今からでもいいから移植してくれないかなーとか思ったりもして…
とか思って検索してみたら


http://www.famitsu.com/k_tai/news/2005/01/20/607,1106221544,35573,0,0.html


…うわ、iモードか…よりにもよってiモードカヨチクショウ(謎)
こんなちっこいケータイの画面で…いやそんなことよりワタシの携帯はドコモじゃない!
まぁこんなちっこい画面でやらんよなーと思いつつも、ちょっと羨ましいかな、とか思ったりして。