ウルティマオンライン(UO)

毒忍者修行中のメイ…一人で家にひきこもって、ただひたすらナイフに毒を塗っている真っ只中です(挨拶)
…つい数ヶ月前までは、過去の記憶がなかなか振り払うことができなかったわけですが、UO人気の象徴とも言えた個人情報サイト「Britania観光案内所」も気づいたら閉鎖していたらしく…過去、散々お世話になったサイトだけに、旧UO世代の終焉を表すかのようです。まぁ、管理人のTAO氏はUOから離れていたわけですから、となれば閉鎖されても別に仕方ないという気がしますね。それこそ過去には


初心者はまずブリ観見てから来い!


 などとちょっと勘違いした豪語をしている自称上級者まで居た位ですからねえ。しかも初心者のために出来た街、ヘイブン(Heven)で言う台詞かよ
…UOは、グラフィック的に見ればもう旧世代のシロモノ、キャラグラフィックも、現代の流行でもある「萌え」要素は微塵にも存在しない。息の長いゲームだけにプレイ幅も広く、一気に全てを理解するなんてのは(゜Д゜)ムリ!といっていいので、何も知らないまま、失敗(死亡)しながら覚えていくというのも、こーいうゲームの醍醐味ではあります。大体ゲームごときに焦ったって仕方ないですからねえ…。


 ワタシがまだ初心者といえた頃、「トレハンマップ」と呼ばれる宝の地図を見つけた。
 それを、上級者と思われる方に読んでもらい、掘ってもらい、ということをやってもらい…それ以後、自分達も強くなってきて、最高レベルのLv5トレハンマップなどを手に入れられるようになった頃、知人であった上級者の方に頼んで、いつも掘ってもらったりしておりました。
 …その方は、姿を見なくなってからもう随分経ちますが、そのトレハンにあこがれて修行したキャラクタが、トレハンちゃん(仮称)。
 当初、トレハンは、一気にGoldとアイテムを手に入れられる、まぁ所謂一攫千金に近いものがありました。マップのレベルが上がれば上がるほど財宝の数も多く、それだけ内容も期待できるのですが、発掘と共に出現するガーディアンモンスターのレベルも一緒に上がるので、油断してると一瞬で死ねますが。


 …だけどその時代も終焉を迎え、トレハン作業はもはやワンド生産といわれるくらいまで地位が落ちました。今はアーティファクトと呼ばれる、ボス級モンスターから出てくるアイテムと同等のものですら、トレハンから出土されることはありませんから…。トレハンをやるには、マップを読むスキル(Cartgraphy)、そして鍵をこじ開けるスキル(LockPicking)、発掘を少しでも楽にするための採掘スキル(Mining)が必要になります。まぁ、採掘スキルはなくても、なんとかなりますが…
 その他、ある程度単独で採掘するには隠れスキル(Hiding)、扇動(Provocation)、ガーディアンを静めるための沈静化(Peacemaking)、それのベースとなる音楽スキル(Musicianship)や魔法(Magery)などがあると便利になります。
 …ここまでを極限まで育てた時点で、完全に特化したキャラになってしまうので、他の用途では使用しにくいキャラにまでなってしまいます。あと、修行はかなりマゾいものとなっており、難易度だけは高いです。


 もう今ごろになってトレハンキャラを創ろう!などという人はなかなかいないでしょう…ところが、近頃になって…




友人「壁かけ地図つくってー」
(´Д`)「はぁ?…なんですかそりゃ?」
友人「トレハンの発掘済マップを使って創るアイテム。トレハンができる人にしか作れないんだよ
Σ(゜∀゜)「!!」




復権


しばらく役目がなくて眠りこけていたトレハンちゃんAe(仮称)が目覚めるぽ目覚めた!
…実は、過去の仲間内で、トレハンがこなせるのはこのAeたん(仮称)だけだったこともあり、戦利品となったトレハンマップはほぼ確実にこちらに回ってきた。よって、まだ採掘していないマップは山のようにあったりする。




(´∀`)「で、どのくらいの枚数が必要ナノデスカお客様」
友人「えーと…レベル1が10枚、レベル3が5枚、レベル4が3枚、レベル5が1枚…合計19枚?
(・∀・;「……mjk?」
友人「…mjDeath」




…思った以上に過酷な枚数。
しかも、19枚全て、同一の発掘者でなければならないらしく、地図解読作成スキル(Cartgraphy)が90以上必要。
…この世界において、地図解読作成スキル等という役に立たないスキルを所持してるのはトレハンキャラ以外にありえない。事実上、トレハンキャラ以外には作れないものであると言えます。育てるにはマゾい修行が待ってるしねえ…


というわけで地図19枚をかき集め、発掘の旅に出た。


…レベル1なんてのはガーディアンモンスターもろくに出てこないし、宝箱の鍵は魔法の「Unlock」で開いてしまう上、マップの解読難易度の低さは、人間であればスキル0でも読めてしまうので、トレハンキャラを特別作らなくてもなんとかなる。
…だがしかし19枚全て、同一の発掘者でなければならないので、掘るまではAeたんの手に委ねるしかない。
ただひたすらかきあつめて、ちまちま掘っていき、金品をあつめ、無駄なアイテムは全部モンスター棺おけに突っ込んで、ようやく全部集まろうとしていたところ…




(´∀`)「すまないが、騎乗できるペットを分けてはく れ な い か?」
友人「……何故?」
(´∀`)「ペットが死んでしまってねえ…」
友人「え……親愛化は…」
( ̄^ ̄)「してませんでしたっ!」
友人「威張るな!」




ペットは、餌をやってから7日後、再びえさをやると親愛化するのだが、それをすっかり忘れてた模様。
この時点で、残るはレベル5が1枚。レベル5だけは自信がなくて、協力を要請した。
ここのガーディアンには「Poison elemental」という、バードスキルに対する抵抗がやけに高いモンスターが出現するため、一人では心もとなかった。過去の強敵だが、まぁアイテムによって超人化することのできる現代のUOではすでに過去の人に成り下がっているのだが、ろくな装備も戦闘能力も持たないAeたん(仮称)には脅威といっていい。


レベル5のトレハンも無事終了し、さぁマップを作るぞー!




マップを作るにはもっとたくさんのLv1地図が必要です




あれ?
…おかしい、枚数は絶対間違ってない。
…全部わたし(Ae)の名前だしー。
あれーおかしいなー???


何度やってもできそうになかったのでGMコール。






カウンセラー「…全ての地図の発掘者と解読者が同一でなければなりません、と、公式サイトにあります。心当たりはありませんか?」


Σ(・∀・;「!!」






…公式に書いてあったノデスネ…反省。
それにしても、「解読者」まで同一でなければならないとは気づかなかったよママン(´・ω・`)
先も申したように。レベル1のマップなどは、スキルがなくとも解読可能なので、多量に貰ったマップの中に「解読済」が混ざっている可能性は十分考えられる。


在庫してあったマップを一つこなして、また作成を試みる…ということをやった結果、3枚の解読済レベル1マップが残って作成成功。


ということは、この3枚のマップは他人解読モノなので完全なゴミ。というわけで捨て。
しかし、そーいう仕様だとしたら、解読者の名前も一緒に記していただけると助かるのだけどなあ…
といいつつ、この壁掛け地図…トレハンキャラにしか作れないとしたら、もしかしてあんまり存在しないものなのかなーと思って…




(´∀`)「これって売れるかなー?」
友人「売れるんじゃない?うちのベンダーに置く?」
Σ(・∀・)「!」




…新たな冒険が始まる。
こうして、ワンド生産キャラは、壁掛け地図生産キャラとなりました。
…いいのか悪いのか。